lol な高専カンファに運営として参加しました

運営のはなし

配信およびネットワークの担当でした。

諸般の事情から運営に時間を取ることが出来ず、実行委員の中でも最も仕事をしなかったという自覚がある程度には、最低限の働きしかしませんでした。

もっとも、そうなることは比較的初期の段階でわかっていたので、最低限必要な仕事のみに集中することを意識していました*1

幸いなことに、@mc475_46 が最高に仕事のできる人間だったので、私の仕事は、彼の仕事を確認することとでした。ということなので、配信およびネットワークを提供できたのは @mc475_46 のおかげです。そして、少なからず問題が発生してしまったのは私の責任です。

配信・ネットワークの品質は、決して良い物であったとは言いがたいです。ただ、電気科と都市科の2名で準備したことを考えれば、健闘はできたと思っています。事前準備に問題はありましたが、一度落ちたネットワークを復旧出来たのは、実行委員の中でも私と @mc475_46 のチームだったからでしょう(業務連絡: あれぐらい俺でも復旧できたぞっていう実行委員の方、いたらごめんなさい)。

私は都市科(土木系)なのでよくわからないのですが、一般的な高専生は会場ネットワークの設計を出来たりしないと思います。配信についてもおそらく同様でしょう。その点、私と @mc475_46 は多少知識を持っていたのが幸運でした。

配信・ネットワークチームからの知見共有

無線はダメ

無線はダメです。安定しいる間は良いのですが、問題が発生したときの対応が有線よりも格段に難しくなります。また、有線よりも周りの状況に左右されやすいため、リハーサルでは問題なかったのに本番でのみ問題が発生するということがよく起こります。

DHCP の割当範囲

DHCP で割り当てられる IP アドレスの範囲が、デフォルトでは足りないことがあります。カンファ中に IP アドレスが重複することがあり、DHCP の設定を見直すことで改善できました。

ネットワークは処理能力も大事

準備段階では AP の範囲や電波干渉ばかりを気にしていたのですが、プレゼン発表会場のネットワークはおそらく処理能力が足りていませんでした。使用していた AP は 2 台で、1 台をブース会場Aとプレゼン会場でそれぞれ移動させて使用していたので、ブース会場Bの AP を使用すれば、プレゼン会場の AP を2台にすることも可能でした。

発表の話

今回は趣向を変えてコンクリートについて話しました。高専カンファが実質的に情報系の集まりになっていることに違和感があったため、誰でも楽しめる発表をしたいという思いがありました*2

発表スライドは以下のものを使用しました。作成を始めたのは前日の夜(もしかしたら日付が変わっていたかも)でした。lol な発表にするために、全体的にラノベ風のデザインにしてみましたが、モリサワパスポートがダウンロード製品でないという罠に阻まれたため、やむなくフリーフォントを使っています。

発表は思いの他好評で、懇親会では様々な人から「おもしろかった」と言っていただけました*3

過去に行った似たような内容の発表に、C4K勉強会#2 での 読書感想文をかこう がありますが、このときは「タメになる発表」を意識していたのに対して、今回はより楽しい発表にすることを意識していました。

今後も高専カンファのようなジャンルフリーの勉強会では、IT に関係ない話をしていきたいなと思いました。文章の書き方・測量・交通・音楽理論・卓球など、ネタはいくらでもありますし。

せっかくなので、時間がなくてスライドには書かなかった内容や、twitter で上がっていた疑問への答えなどの補足を幾つか。

鉄筋コンクリート

https://twitter.com/nyousono_sakebi/status/726291382445297665

はい、そのとおりです。

厳密に言えば、引張力に弱くても建物は建ちます。というのも、基本的に建物にかかるのは圧縮力だからです(この辺あんまり詳しくないので間違ってたらごめんなさい)。実際、古代ローマで使用されていた古代のコンクリートには鉄筋が入っておらず、引張力に弱いものでした。

現代では一般的にコンクリートの引張力への弱さを、鉄筋を入れることによって補います。これを鉄筋コンクリートまたは RC と呼びます。ただし、ただの鉄筋だと引っ張ると抜けてしまうことがあり役に立たないので、異形鉄筋とよばれるデコボコのある鉄筋を使います。

コンクリートと酸

コンクリートが酸に弱いことを強調するために「酸をかけると溶ける」と表現しましたが、一般的にこれが問題になることはありません。

しかし、酸というのは意外とどこにでもあるものです。たとえば酸性雨や温泉などによってコンクリートは侵食を受けます。酸性雨によって、鍾乳石のようなつららが生じることもあります。

また、空気中の二酸化炭素によってコンクリートは中性化します。これはコンクリート自体にはさほど問題はありません。ところで、鉄筋コンクリート中の鉄筋は、不動態皮膜と呼ばれる膜に守られることによって錆びにくくなっているのですが、コンクリートの中性化によってこれが破壊されます。不動態皮膜が破壊されると鉄筋にサビが発生し、わずかに体積が増加し、ヒビ割れが発生します。

練混ぜ機

一般的なご家庭には練混ぜ機があるはずなので*4説明不要だとは思いますが、練混ぜ機の写真のあるサイトを挙げておきます。なお、練混ぜ機の形状は様々なので、ご家庭にある練混ぜ機とは形状が異る可能性があります。

傾胴型コンクリート試験用ミキサー C-268

まとめ

途中から運営に入ってきた人からしてみれば、最初期からいるのになぜかほとんど仕事してない謎な人だったと思いますが、ともあれ無事(?)に終えられて良かったです。感想ブログはだいたい読んでます。

一緒に高専カンファレンスを創った実行委員の皆さん、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

*1:とはいえ何事にも例外はつきものです。担当範囲以外にも、頼まれてもいない文章の校正をたくさんやりました。

*2:最初期の実行委員での話の中でも、多学科交流のような企画を提案した記憶があります。

*3:特にGitHub 社の @dice さんとは、発表内容よりもちょっとディープなコンクリートの話ができて楽しかったです。まさか GitHub の方とコンクリートの話で盛り上がる日が来るとは夢にも思いませんでした。

*4:私の家にはありません。